Next-L Enju Leaf 1.0.5.rc2 リリース - tanabe (2012年04月23日)

Next-L Enju Leaf 1.0.5.rc2をリリースしました。

前回を"rc1"(リリース候補版)としたのに申し訳ないのですが、今回は設定ファイルの編集やソフトウェアの追加インストールを伴う、大きな変更点があります。アップデートの手順を必ず確認してください。

主な変更点は以下のとおりです。

  • 本体
    • (機能追加)所蔵情報の表示画面で、個別資料番号と書架・図書館のシステム内部名のツールチップを表示するようにした。システム内部名は、インポート用のTSVファイルを作成するときに使用する。この機能は @yegusa さんの提案によって追加されました https://github.com/nabeta/enju_leaf/issues/22
    • (変更)Ruby on RailsのAsset pipelineを利用するようにした。スタイルシートやJavaScriptのファイルがキャッシュされて配信される。node.jsのインストールと、config/ ディレクトリ以下の設定ファイルの編集が必要。必ずアップデートの手順を参照すること https://github.com/nabeta/enju_leaf/wiki/Update
    • (変更)Solrへの接続のためのライブラリを、sunspot 2.0.0.pre.120417に更新
    • (変更)TSVファイルのインポートで、レコード一括作成時にのみバッチ実行時刻を保存していたのを、一括更新・削除時にも保存するようにした
    • (変更)ログイン中のユーザのアカウント詳細表示画面に、貸出期限一覧のiCalendarファイルへのリンクを追加
    • (変更)month_of_publicationカラムをmanifestationsテーブルに追加。出版日を保存した際、月の部分が自動的に保存される
    • (修正)アップロードしたファイルのハッシュ値や、画像ファイルの幅と高さを、自前で取得して保存するのではなく、paperclipとpaperclip-meta(ファイルアップロード用のライブラリ)の機能を利用して取得するようにした。これに伴い、生成されるハッシュ値がSHA1からMD5に変更されている
    • (修正)出版年が"["と"]"で囲まれているとエラーになっていたのを修正。NDLサーチから取得した書誌にこのようなものが存在する
    • (修正)自分のアカウントの編集画面で、貸出期限一覧のiCalendar URLの再設定ができなくなっていたのを修正
    • (修正)資料の詳細表示画面で、予約の取り消しへのリンクが機能しなくなっていたのを修正
  • 貸出・返却
    • (変更)貸出期限一覧のiCalendarファイルで、期限日は終日のイベントとするようにした
    • (変更)取り置きされている予約が取り消されたり、期限切れになったりした場合、すぐに次の予約者に取り置き済みの通知を送信するようにした
    • (変更)取り置き済みの通知を、予約者だけでなく図書館の管理者あてにも送信するようにした
    • (修正)貸出完了時のメッセージが表示されていなかったのを修正
    • (修正)貸出期限日当日に「延滞」と判定されるのを修正。1.0.3で直した問題が再発していた
    • (修正)一般利用者の新規予約画面で、利用者番号の入力欄が表示されるのを修正。この問題は、@yegusaさんの報告によって修正されました https://github.com/nabeta/enju_leaf/issues/33
  • NDL接続
    • (変更)キーワード検索によるインポートに失敗した際、例外エラーの画面を表示するのではなく、通常の画面にエラーメッセージを表示するようにした
    • (修正)出版年の保存に失敗することがあるのを修正
  • 書影表示
    • (機能追加)書影が存在しない場合に表示する文字列を、設定ファイルで設定できるようにした。この機能は、@nakamura-akifumiさんのパッチで追加されました https://github.com/nabeta/enju_book_jacket/pull/1
  • メッセージ送信
    • (変更)バッチ処理でメッセージを送信する際、メッセージの本文が空であれば例外を投げるようにした

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